石綿調査資格をとれる技能講習センター
石綿は平成18年に輸入や製造、使用などが原則禁止されています。
一方で、それより以前に着工した建築物や工作物、船舶などは石綿が使用されている可能性が高く、それらの調査を専門的に行える技能講習が行われています。
石綿が使用されている建築物などが解体されたり改修されたりした場合、石綿から粉塵が舞い散りそれらを吸い込むと、健康を著しく害する可能性が高いためです。
国土交通省では建築物の通常の使用状態における、石綿含有建材の使用実態を調査できる専門性の高い調査者を推奨しています。
その方針に沿うかたちで、東京・千葉・神奈川登録教習機関である技術技能講習センターは、専門性の高い受講方式で優秀な調査者を数多く輩出しているのが特徴です。
センターでは厚生労働省・国土交通省の告示に基づいて、建築物に使用されている実態について中立かつ公正に調査を行える者を育成しています。
受講料は消費税やテキスト代など含めて49280円から受講することができ、申し込みもホームページの入力フォームから簡単にできるため、主な事前準備が必要ない点もポイントのひとつでしょう。
修了考査は受講者が講義の内容全般について、知識を習得しているか否かを判定する内容となっており、筆記試験が中心です。
100点満点中60点が合格ラインですが、たとえ不合格だったとしても、技能講習センター受講者であれば再考査が可能となっているためメリットでしょう。
受講日数は基本的に2日間です。