フルハーネスを着用した作業者への教育
高所作業をする際には足場を構築しなければいけませんが、場所によってはそれはできないためフルハーネスの安全帯を着用して作業する必要があります。
経営者として、技術技能講習センターで特別教育の講習を受け、作業員達の危険な場所での仕事を安全に行えるようにしていきましょう。
やり方としてはまずテキストを購入して教育を受ける作業員に読ませ、それから都合のいい日程に講習に行かせるようにするといいでしょう。
高さ二メートル以上の高所において作業用の足場を組めないという状況は意外なほど多く、そういった状況に対応できる作業員は常に必要といえます。
技術技能講習センターの講習日程をよくチェックし、できるだけ早く、ベテランから順番に講習を受けさせるようにしましょう。
最近の安全帯は腰につけるだけものではなく、全身に着用して適切に体を守るフルハーネスが一般的です。
昔はただ落下さえしなければいいという考えでしたが、今はそれと同時にけがをしないようにするということが重要視されています。
しかし、どれだけ優れた墜落制止用器具も適切に着用し、普段から点検されなければその効果を発揮することはありません。
特別教育は大事な人材を失わないようにするために必須の講習となっているので、労働安全衛生法で決まっているからという理由だけで講習を認識しないようにしましょう。
そうすることが、人員の技術の習熟と、企業としての信頼にもつながっていくことをしっかり認識するべきです。